ソニーは28日、同社ICレコーダーに新シリーズ「SXシリーズ」を追加し、ハイレゾリューション音源に対応した「ICD-SX1000」とその下位モデルである「ICD-SX734」の2機種を発表した。発売は2月21日で、価格はいずれもオープン。市場想定価格は「ICD-SX1000」が2万7,000円前後、「ICD-SX734」は2万円前後となる見込み。
新たに登場する「SXシリーズ」では、ズームマイクとステレオマイクの切替が可能な「3マイクシステム」を新たに採用。講演やインタビューでは指向性の高いズームマイク、会議や楽器演奏といった広がりのある音場ではステレオマイク、というように集音対象によってマイクを使い分けることで幅広い録音シーンに対応する。このほか、自動的に適切なマイク感度に設定する「おまかせボイス」機能、直接パソコンと接続できる「USBダイレクト接続」、議事録の書き起しに便利な「書き起こし用再生」なども備える。
また、上位モデルの「ICD-SX1000」では、音楽CD(44.1kHz/16Bit)を超える96kHz/24bitでの高音質録音と、192kHz/24bit音源の再生に対応。さらに、同社独自のフルデジタルアンプ「S-Master」を搭載することで、音のひずみや劣化を抑えた原音に忠実な音質が再現可能になったという。
カラー展開は「ICD-SX1000」がブラックとレッドの2色、「ICD-SX734」はシルバーの1色。本体サイズ/質量は、SX1000が約39.6×110.8×14.6mm/82g、SX734が約39.6×108.6×14.9mm/81g。内蔵メモリーはSX1000が16GB、SX734が8GBで、外部メモリーはいずれもメモリースティック マイクロ(M2)、microSD、microSDHCに対応する。