ロイヤリティ マーケティングはこのほど、有職者の男女を対象に実施した「ランチに関する調査」の結果を発表した。同調査は、2012年12月17日~25日の期間にインターネット上で行われ、全国のPontaリサーチ会員の男女(20代~50代)2,116名から有効回答を得た。
まず、ランチに行く店のジャンルを尋ねてみると、「定食屋・食堂」と「社食」が同ポイントで1位を獲得。以下、2位「洋食屋・洋食レストラン」、3位「ファミリーレストラン」、4位「牛丼屋」、5位「うどん・そば」、6位「ラーメン屋」、7位「ファーストフード店」と続いた。男女別に見ると、「定食屋・食堂」は男性からの支持が最多となった一方、「社食」は女性からの支持が最も多い結果となった。このほか、「洋食屋・洋食レストラン」とファミリーレストラン」は女性、「牛丼屋」と「ラーメン屋」は男性の間で人気が高かった。
次に、レストランなどの「外食」、コンビニ弁当などの「中食」、持参した弁当などの「内食」の3つに分けて、それぞれの予算を調べたところ、「外食」の予算は、男性が平均603円、女性は同680円と、女性の方が77円高い結果に。また、20営業日中の「外食」の頻度については、男性が2011年より2日少ない5日、女性が2011年と同じ3日となり、男女平均では1日減少していた。これらの結果から、「外食」の頻度が男性より低い女性は、「外食」の際に「価格よりも、"食べたいメニュー"や"行きたい店"を重視している」(同社)と推察される。
一方、「中食」の予算は、男性が平均473円、女性が同451円となり、男性の方が22円高くなった。「中食」の頻度は、男性、女性ともに2011年と同じで6日、「内食」の頻度は、男性が2011年より2日多い7日、女性は2011年より1日多い9日となった。
ランチに手作り弁当を持参する頻度の高い人に、「誰が弁当を作っているか」と質問すると、全体で最も多かったのは「自分」の59.8%。次いで、「配偶者/パートナー」の22.2%、「親」の17%となった。男女別では、女性は「自分」、男性は「パートナー」が多数を占めた。また、男性の約20%が自分で弁当を作っていると答えており、5人に1人が自身で弁当を作る「弁当男子」であることが判明。このうち、20代男子では「弁当男子」が4人に1人に当たる24.3%に上った。
「弁当男子」に弁当作りにおけるコツを聞いたところ、「夕飯をリメイクする」「腹持ちが良いように、玄米と油物を入れている」「アルミホイルで包むと熱が逃げないので美味しく食べられる」など、様々な工夫をこらしていることがわかった。