マーケティングリサーチを行うネオマーケティングはこのほど、「SNS利用者の本音」をテーマにした調査の結果を公表した。
同調査は、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用し1月15日から16日に、SNSを利用している全国の20歳から49歳までの男女を対象に実施し1,000人から回答を得た。
男性より女性が強いストレスを感じている
「SNSを利用して不満に思ったことがあるか」を聞いたところ、男性は57.2%、女性では70.8%が「不満に思ったことがある」と回答した。続いて「SNSを利用し不満に思った理由」については、「面識がない人からのリクエストがある」「自らの書き込みに返事があったか気になってしまう」「SNSに拘束されるようになった」や「自分の行動や足跡が他人に知られる」などが上位を占め、特に女性に不満を感じている人が多い傾向が見られた。
「SNSを利用していて面倒に感じることがあるか」に対しては、「ややそう思う」が41.9%で、「とてもそう思う」の9.7%を合わせると半数以上が面倒に感じている結果となった。同社によると「利用者の多くが"SNS疲れ"を感じているようだ」としている。
若い世代ほど"SNS疲れ"の傾向が
「SNSを休む時間が欲しいと思う時があるか」の質問には、年代が若くなるにつれて「そう思う」という回答が多くなる傾向が見られた。特に20代に"休みたい"と思っている割合が高く見られ、若い世代の難しい人間関係が浮き彫りになったとしている。
それでも止められないSNS
「今後のSNSの利用頻度」については、「現状の頻度を維持して続けたい」が66.5%で最も多い回答となった。SNSに不満を持つ人が多い中、利用頻度が減らせない傾向が顕著となったのには、人づきあいのツールとしての役割が大きいからなのかもしれないとのこと。
同調査では、他に「SNSの利用端末」「1日の利用時間と時間帯」「利用してよかったこと」に関して質問している。詳細は同社のWEBページで閲覧できる。