一軒家を新築するか、リフォームするか |
中古住宅を購入する場合、または今ある建物を取り壊して新築する場合、いずれにおいてもリフォームで改築した場合と、内容や価格比較はしておきたいものですよね。リフォームのみで快適な住まいが確保できるかどうか、簡単なチェック方法をご紹介します。
■床下をチェックしよう!
・基礎部分にひび割れや欠けがない?
基礎であるコンクリート部分にひび割れや欠けがある場合には、表面を金づちなどでたたき、軽い音か重い音かで確認する方法があります。
軽い音であれば、表面のモルタル部分だけが浮いて、ひび割れを起こしている可能性もあります。重い音の場合には、基礎コンクリート部分にひび割れを起こしていないか、専門家のチェックが必要かもしれません。
・柱が土台に乗っている?
床下を見た時に実はシロアリ被害にやられていた、土台から柱が離れて宙に浮いていた、なんてことも中古住宅ではよくあるケースです。床下は必ずチェックしておきましょう。
・水回りスペースの床下、水漏れ大丈夫?
水回りスペースの床が、湿気でやわらかくなっていたり、床を踏むとたわんでいるような感覚がある場合には水漏れが起こっている可能性があります。床下をチェックして、水漏れがないかどうかを確認してみましょう。
■屋根裏、外観をチェックしよう!
・雨漏りのあとはない?
屋根裏でまずチェックしておきたいのが、雨漏りのあとがあるかどうかです。雨漏りがある部分には柱にシミや変色があったり、柱を固定する金具がさびていたりします。
・断熱材は敷かれている?
屋根裏に断熱材が敷かれていない場合、夏場は高温になりやすく、冬場は冷えやすくなります。また敷かれていても水漏れや湿気がある場合は、断熱材がカビの温床となるためリフォームと併せて交換が必要になります。
・外壁にひび割れが入っていない?
外壁にひび割れがある場合、水漏れによって柱や壁が傷んでいる可能性があります。また、外壁がパネルやタイル状のものであれば、継ぎ目(コーキング)部分に劣化がないかどうかも確認しておくことが大事です。いずれにおいても水漏れによる建物腐食の原因になります。
■内装をチェックしよう!
・壁紙のはがれ、床のたわみはある?
壁紙がはがれている部分、床にたわみがある部分は湿気が多い可能性があります。特に壁紙がはがれた部分にカビが発生している場合、外壁や屋根から水漏れがないかどうかチェックしておきましょう。
・家が傾いていない?
家が傾いていないかどうかを知るには、ホームセンターなどで売っている水平器で確認するのがお勧めです。
■資金計画をたててみよう!
リフォームローンには、さまざまな制限がかけられていることがあります。基礎や外壁のリフォーム、改築、内装の場合では、受けられるローンや金利が異なります。さらに大規模な改修と認められない場合には、税金控除を受けられないことがあります。
中古物件を住宅購入する際、リフォームと建て直しで資金面に差がない場合、建て直した方が得だった、なんてこともありますので、慎重に確認しましょう。