2012年における世界の携帯電話出荷台数は16億台、そのうちスマートフォンは7億台に達したという。メーカー別ではSamsungとAppleが圧倒的シェアを獲得し、両社だけで全体の5割を占めており、3位のNokiaの5%を大きく引き離している。同件は、調査会社の米Strategy Analyticsの最新の調査報告によるもの。
Strategy Analyticsの携帯電話に関する調査報告とスマートフォンに関する調査報告はそれぞれ同社Blogの中で参照できる。2011年に4億9050万台だった世界のスマートフォンの総出荷台数は、2012年には43%伸びて7億台に達した。特に2億1300万台と台数ベースで119%伸びたSamsungは30.4%のシェアを獲得し、1億3580万台で46%の伸びを見せて19.4%のシェアを獲得したAppleを引き離した。両社は2011年時点ではほぼ同程度の出荷台数(9300~9740万台)とシェア(19.0~19.9%)だった。
一方で2011年には7730万台の出荷があり、15.8%のシェアを獲得していたNokiaは、2012年の出荷台数が3500万台で5.0%のシェアと大きく後退した。理由の1つはスマートフォンでWindows Phoneへと大きく戦略転換を行い、これが不振だったことにあるが、ここ最近はLumia 920などが好調なこともあり、若干持ち直している。とはいえ、SamsungのGalaxyシリーズやAppleのiPhoneといった端末には遠く及ばない状況だ。