女優の栗山千明が、アルゼンチンタンゴの本場・ブエノスアイレスの老舗タンゴホール「カニング」でタンゴを披露し、その模様がNHK BSプレミアム番組『栗山千明 愛と官能のタンゴ~ブエノスアイレスの想い出~』で放送されることが明らかになった。

ブエノスアイレスの観客が見つめる中、老舗タンゴホール「カニング」で情熱的な踊りを披露した栗山千明

今回、栗山が挑戦したのは、タンゴファンなら誰でも知っている巨匠・プグリエーセの名曲「レクエルド(想い出)」。最初はタンゴを楽しむつもりで同地を訪れた栗山だったが、タンゴ世界選手権でチャンピオンに輝いた若き天才ダンサー・ガスパルのダンスパートナー・アレハンドラに「あなたの動きは日本人的。タンゴを踊るのならアルゼンチンの女性になりきりなさい!」と叱責されたことから、スパルタレッスンがスタートする。

ダンゴダンスの生き字引・グロリア&エドゥアルドとの交流やプグリエーセ未亡人との会話、そしてガスパルとの激しいレッスンの中で、栗山は苦悩しながらもタンゴへの思いを深めていく。そして、発表の日、ブエノスアイレスの老舗タンゴホール「カニング」で、地元の観客が見つめる中、栗山は「レクエルド(想い出)」を踊る。

「タンゴの本場ということだけあって、いろんなところで深夜までミロンガ(タンゴを披露すること)が行われていて、老若男女、タンゴを通して交流を深めることが生活になじんでいることに驚きました」と振り返っていた栗山。「アルゼンチンという国では情熱を前面に出してタンゴを踊っています」とアルゼンチンタンゴの魅力を語り、「自分でも自分なりに情熱をこめて踊りましたので、ぜひそこの部分も注目していただけたらと思います」とアピールしていた。

同番組の前編は3月14日(23:15~0:00)、後半は3月21日(23:15~0:00)に放送される。