米ガートナーの速報値によると、2012年の半導体需要においてSamsung Electronics(以下、サムスン電子)がシェア8.0%を占め、同7.2%のApple(以下、アップル)を超えて世界最大の消費メーカーとなった模様。日本のメーカーでシェア10位以内に入ったのは、ソニー(5位、2.7%)、東芝(7位、2.2%)の2社。
半導体市場全体では3%のマイナス成長となった2012年だが、サムスン電子とアップルの2社合計で15%のプラス、453億ドルの半導体を消費した。シェア上位10社の成長率をみると、2桁成長はサムスン電子とアップルのみで、6社はマイナス成長となっている。ガートナーの主席アナリスト、山地 正恒氏によると、消費者の求める製品がPCからスマートフォンやタブレットに移行したことが全体の需要減の主要因という。実際にスマートフォン市場で劣勢に立っているNokiaがもっとも消費額を減らしている。