資生堂は、同社が行っている「まつ毛」に関する研究から、まつ毛は成長スピード(成長速度)が早いほど長くなることを解明。また、成長速度を高める成分として「ナツメ果実エキス」の効果が高いことを発見した。
まつ毛の成長スピードと長さの関係
同社では、まつ毛が生え変わる「ヘアサイクル(毛周期)」や、組織学的な特徴について研究を実施。
これまで、まつ毛の「ヘアサイクル」は4カ月と非常に短いことや、まつ毛が伸びている期間(成長期)が約40日しかないこと、成長スピード(成長速度)が遅いことを解明している。
今回の調査では、「まつ毛の成長速度と長さの関係」に着目。20代から30代の日本人女性18人(まつ毛250本以上)を対象に詳細な研究を行ったところ、長いまつ毛ほど成長スピード(成長速度)が速いことがわかったという。
「ナツメ果実エキス」はまつ毛の"成長速度"を高める
この新知見に基づき、同社では200種以上の植物抽出エキスについて、毛の細胞の増殖を活性化する作用を調査した。
その結果、「ナツメ果実エキス」が「短い成長期の成長速度を高め、まつ毛を長くする」効果が高いことが判明。
「ナツメ果実エキス」配合(「あり」と「なし」)の試作品を4カ月間連続して使用してもらう試験から、「ナツメ果実エキス」がまつ毛の成長速度を高めることを実証している。
なお、同研究成果については、6月28日に開催される「日本抗加齢医学会総会」で発表する予定とのこと。詳細は、同社公式ホームページでみることができる。