子供がいる母親同士で、日頃の子育ての悩みを話し合ったり、様々な情報を交換する「ママ友」たち。公園などで会話をしている姿などを見ると、とても楽しそうに感じるのだが、実際のところ、お互いをどのように思っているのだろうか。ママたちのコミュニティーサイト「ママスタジアム」のユーザー642人に聞いてみた。
「ママ友は必要だと思いますか?」という質問に、「はい」と答えた人は77.6%、「いいえ」は22.4%だった。ママ友がいて良かったという回答からご紹介しよう。
■おしゃべりでストレス発散!
・「ただ、話しているだけでストレス発散」(25歳女性/専業主婦/子供3人)
・「旦那の愚痴に共感してもらえる」(30歳女性/専業主婦/子供1人)
・「同じ歳の子供を持つ友達とは、悩みなど共感できるので気が楽になる」(26歳女性/パート・アルバイト/子供1人)
■ママ友は頼れる存在
・「いざという時に助け合える」(25歳女性/専業主婦/子供3人)
・「私自身が体調不良の時、買い物をしてきてくれたり、子供の夕食を作って持ってきてくれたりします」(45歳女性/専業主婦/子供1人)
・「学校行事に参加する時、一緒に行けるから心強い」(28歳女性/パート・アルバイト/子供1人)
■情報交換ができる
・「育児の相談やアドバイスをもらえる」(28歳女性/パート・アルバイト/子供2人)
・「学校や幼稚園の情報が聞ける」(34歳女性/パート・アルバイト/子供2人)
・「お互いの悩みを相談したり、子ども同士も交流したりでき、輪が広がる」(25歳女性/パート・アルバイト/子供2人)
ここからは、「ママ友なんて必要なし! むしろママ友がいて困った」というエピソードをご紹介しよう。
■陰口にうんざり!
・「ママ友って陰口ばかりだし、つるむのがめんどくさいです」(27歳女性/パート・アルバイト/子供1人)
・「ありもしないうわさが流れたり、厄介なことに巻き込まれたりする」(25歳女性/専業主婦/子供2人)
■お付き合いが面倒くさい
・「飲み会など誘いが断りづらい」(28歳女性/その他/子供2人)
・「子供の成長が早くて嫉妬された」(40歳女性/専業主婦/子供1人)
・「しつけがなっていない子が遊びに来ると大変」(27歳女性/パート・アルバイト/子供2人)
・「苦手なママさんの子供とうちの子が仲良くなっちゃって、仕方なく付き合いしている」(35歳女性/専業主婦/子供2人)
・「子育ての情報交換ができるのはいいけど、付き合いが面倒」(28歳女性/専業主婦/子供1人)
■思わず見栄を張ってしまう!?
・「ママ友がお金持ちだと、その水準に合わせるのが大変」(38歳女性/パート・アルバイト/子供2人)
■総評
ママ友がいて良かったと答えた人の意見で最も多かったものは、育児の悩みなどを話してストレスを軽減できるというものだった。子育ては体力を使うし、常に不安がつきまとうもの。そんな時にママ友からアドバイスをもらうことで、精神的に安定できることが何よりもありがたいことなのだろう。
ちなみに、「自分が熱が出て辛かった時に、『病院行ってきな』と車で家まで来てくれ病院まで送ってってくれて、子供たちを公園で遊ばせてくれてた」といったエピソードも。何とも素晴らしいママ友の絆である。
また、「旦那の愚痴を言い合って鬱憤(うっぷん)晴らし」といった回答もいくつか寄せられた。子育てに協力していないという自覚があるお父さんは、少し気を付けた方がいいかも……。奥さんがストレスをためているかもしれない。
一方で、ママ友がいて困ったという人の意見は、陰口が多かったり、うわさ話をされたりすることにうんざりする、といったものが多かった。
核家族化が進んで、子育ての負担が増加しつつある現代において、気の合うママ友と出合って、お互いに助けあいながら子育てができれば、これほど心強いものはないだろう。
調査時期: 2012年12月28日~2013年1月6日
調査対象: ママスタジアムユーザー
調査数: 女性642名
調査方法: インターネットログイン式アンケート