俳優の草なぎ剛が主演を務め、女優の堀北真希、小澤征悦、大杉漣らが出演する舞台『二都物語』が、4月3日から東京・東急シアターオーブにて上演されることが24日、明らかになった。

昨年、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』ヒロイン、第63回紅白歌合戦の司会に起用され、国民的女優の地位を不動のものとした堀北真希

堀北はクナの国に住むサクヤ、草なぎはクナに住むスクネをそれぞれ演じた。スクネが助手を務める弁護士は、ヤマタイの国からクナに亡命しスパイ容疑をかけられてたマナコ(小澤征悦)を弁護し、その容疑を見事に晴らした。スクネとサクヤは互いに惹かれ合うが、サクヤに恋をしたマナコは父に結婚を申し込むと、父はそれを承諾してしまう。その後、サクヤとマナコは結婚生活を送ることになったものの、ヤマタイ民衆の陰謀によりマナコは囚われの身となってしまう。悲しみに暮れるサクヤを前に、スクネは命懸けの勝負に打って出る。原作は、全世界で2億冊発行されたというチャールズ・ディケンズの長編小説「原題:A Tale of Two Cities」。そのほかにも、橋本じゅん、皆川猿時といった演劇、テレビ、映画界を代表する個性的なキャストが出そろった。

堀北と初共演を果たした草なぎは、「僕にとって新しい挑戦がたくさん詰まっている作品です」と本作に意気込み、「堀北真希さんをはじめとした共演者の方々と最高のエンターテインメントを築き上げられるよう全力を尽くします」と豪華役者陣との共演を楽しみにしていた。一方、2010年の『ジャンヌ・ダルク』以来の舞台に立つ堀北は、「初舞台では、目の前にいるお客さんと作り上げられていく一度限りの時間にとても魅力を感じました」と以前の舞台を振り返りながら、「来てくださった方に十分楽しんでいただくためには、まだまだ課題がたくさんありますが、心に残る舞台になるよう全力で頑張りたいと思います」と草なぎに負けじと意気込みを語った。

同舞台の脚本は土田英生、演出は板垣恭一。音楽は「レッドクリフ」の壮大なスケールのサントラも記憶に新しい岩代太郎が手掛けた。開催期間は4月3日から30日の全31公演。2月1日正午から15日正午までセブン-イレブン・ぴあ電話先行販売がスタートし、チケット一般販売は3月3日10:00から開始される。

草なぎ剛と堀北真希が初共演を果たす舞台『二都物語』