口パク疑惑が上がっているビヨンセだが「口パクだろうと彼女の歌声には変わりない」と擁護する声も多数あり (C)BANG Media International

1月21日に行われたバラク・オバマ米大統領2度目の就任式において、国歌斉唱を任されたビヨンセ・ノウルズに口パク疑惑が上がり、各メディアが一斉に報じていたが、その理由について複数の関係者が証言している。

オバマ大統領の宣誓とスピーチの直後にエメラルドのイヤリングに上品なブラックのドレス姿で登場し、国歌を斉唱したビヨンセだったが、パフォーマンス以前にバックバンドとのリハーサルがたった一晩しかなかったことを理由に、本番ではすでに録音したものを流したと見られている。米海兵隊音楽隊の報道官は英ザ・タイムズ紙に次のように真相を明かした。

「私たちは、なぜビヨンセが録音済みの音源を使ったのか分かりません。もちろん就任式での曲目は全てレコーディングされたものです。今までもずっとそうだったんです。海兵隊音楽隊は式を通して生演奏をしましたが、本番の直前になってビヨンセ側からレコーディング版を使いたいと申し出があったわけです」

さらにこの報道官は、ゴシップサイトTMZにも「私たちはビヨンセは生で歌える歌手だと知っています……なので、なぜ今回録音版を使いたがったのか正直分かりませんね」と証言していた。

また、別の関係者が就任式前にゴシップサイトのバズフィードに明かしたところによれば、現在ビヨンセは、元デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランドやミシェル・ウィリアムズらと共に、2月3日に米ニューオーリンズで開催される全米NFLスーパー・ボウルのハーフタイムショーに出演するためのリハーサルの真っ最中。この準備で多忙なため、今回の就任式の前に米海兵隊音楽隊とのリハーサルがたった一晩しかできなかったと見られている。

一方、米海兵隊音楽隊の楽団長を務めるマイケル・J.・コルバーン大佐は「大統領就任式委員会から出演アーティストのリストを知らされるとすぐに、我々はそのアーティストに連絡を取り、キーの調整などのためにリハーサルの詳細を決めることになっています」と話し、さらにケリー・クラークソンとリハーサルはできたものの、ビヨンセとは予定がつかなかったと続けている。

「今回ケリー・クラークソンとは週末いっぱいかけて、リハーサルやレコーディングを行いました。一方のビヨンセはスーパーボウルの準備で忙しかったため、式典前夜までリハーサルさえ行うことができなかったのです」「ビヨンセに関しては、本当に時間がなかったわけですよ」

ちなみにリハーサルをしっかりと行ったケリー・クラークソンは、ライブで生の歌声を披露している。

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