ロッテは21日、バレンタインに向けて人気ラーメン店「麺屋武蔵」とコラボレーションしたチョコレートのラーメン「味噌ガーナ2013」(850円)を数量限定で販売する。2月14日までの限定販売。……チョコレートのラーメン!? どんなものなのか、恐る恐る試食してきた。
ラーメンが登場するなりびっくり! ラーメン丼ぶりの中でパチパチ音が鳴っている。水分を吸収するとパチパチ弾ける「発泡キャンディ」の音で、食べすすめるとまたパチパチ鳴る。
濃厚な白いスープからは、食欲をそそるいい香りが漂っている。スープは、5種類のきのこを炒めてすりつぶしたものに生クリームと白みそを加え、豚からとったチンタンスープでのばし、ミキサーでホイップして使用しているという。そこに溶かしたガーナミルクで炒めた羊肉と豚肉の合挽きがたっぷりとのせられ、ひとかけらのガーナミルクが添えられている。
いい香りはしているが、チョコレートとラーメン……本当に合うのだろうか、と疑いながらも挽き肉とスープを合わせて一口食べてみた。こ、これは……クリーミーなスープの中にチョコレートの甘み……合う! コクとコクの絶妙なバランス、濃厚な味同士が見事にマッチしている。
食べすすめると、白いスープにチョコレート色がまざっていき、味わいもより深くなっていく。麺は、スープと挽き肉がよく絡む中太の平麺。長いも、エリンギ、にんじんのサクサクした野菜チップ、彩りのよいルッコラがトッピングされている。
今年で5年目! 大きく変わった「味噌ガーナ2013」
この味噌ガーナは2009年からスタートした、ロッテと麺屋武蔵のコラボレーション商品で、毎年少しずつ改良を加えながら提供されてきた。5年目を迎える今年は、これまで辛みそベースだったスープを白みそベースにした、大幅な変更を行ったという。
味噌ガーナを開発した麺屋武蔵大番頭の矢都木二郎さんは、「チョコレートには旨みと甘みと香りがあって、味噌ガーナに欠かせない調味料です。スープにチョコレートが溶けて味が変わっていき、中盤にピークがくる。食べているあいだの変化も楽しんでほしいですね」と話した。カップルや常連客を中心に毎年人気のメニューなのだという。
また、ロッテではチョコレートを調味料として普及させ、新たな食シーンを創造する試みに取り組んでいるとのこと。ロッテホームページでは、この味噌ガーナのレシピのほか、「ガーナ麻婆豆腐」「チョコオムライス」「ガーナレバニラ炒め」などさまざまなレシピを公開中。
「味噌ガーナ2013」は「麺屋武蔵 二天」(東京都・池袋)で販売中
味噌ガーナ2013は、東京都・池袋の「麺屋武蔵 二天」で食べられる。同商品販売時間は14時~22時で、1日20食限定。