ロバート・ダウニー・Jr./アイアンマンを演じるトニー・スターク (C)BANG Media International

2013年5月3日に全米公開が予定されている映画『アイアンマン3』だが、それを踏まえてマーベル・スタジオズのケヴィン・フェイグ社長が早くも『4』と『5』が製作される可能性について話している。

フェイグ社長は今回「何もまだ決定していない」と前置きをしつつも、ロバート・ダウニー・Jr.扮するアイアンマンことトニー・スタークには「まだ語るべき物語がたくさんある」と話し、現在製作中の『アイアンマン3』の続編となる4作目だけでなく、5作目も作られる可能性について、次のように明かしている。

「ジェームズ・ボンドやバッドマンみたいなキャラクターはいつまでもその物語が語り継がれるわけですが、まさにトニーもそういったキャラの1人だと思うんです。『アイアンマン3』の次にはですね……まあ、あまり遠い将来のことまでは考えていませんが、『アイアンマン3』の製作完了後に『アベンジャーズ2』を作り、その後で何ができるか考えています。ただ、トニー・スタークの物語はもっと語るべきものがあると思うんです。なので続編をもう1本、いや、もしかしたらもう2本くらい1度に作ってしまいたいのです」

さらにフェイグ社長は、『アイアンマン3』は昨年公開された『アベンジャーズ』での死闘によって主人公のトニーが"心的外傷後ストレス"を負った姿を描くものだとも明かし、トニーを演じるロバートは『アイアンマン3』に「全力を尽くしている」とMTVに話している。

「ロバート・ダウニー・Jr.はこの役柄に全力を尽くしましたね。もうこれ以上ないっていうくらいですよ。『アイアンマン3』のストーリーの大半は『アベンジャーズ』で受けたトニーの体験に負っています。心的外傷後ストレス障害のようなものですね。『アベンジャーズ』での死闘の後、トニーは自分のワークショップにこもって、さらにスーツの改良版を作ろうとするんです。個々のパーツがどんな戦いにでも対応できる、体にしっくりくる改良スーツを作り上げるのです。そのうちスーツを脱ぎたくないとまで意識し始めるんです。『アベンジャーズ』で自分以上に強力な敵がまだたくさんいることを思い知ったわけですから」

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