将来不安と睡眠満足度

花王、永谷園、スポーツ ビズ、パナソニックが協賛する「血めぐり研究会 supported by Kao」は、20代から50代の男女800名を対象に、自身の将来に「不安」を感じているかなどを調査。その結果、自身の将来に「不安」を感じている人のうち約6割が、「睡眠」に満足していないことがわかった。調査期間は2012年11月23日から11月25日。

「自分の将来不安と睡眠満足度」についてたずねたところ、睡眠に対し「満足している」と回答した人の割合は、「将来不安を全く感じない」人では87.5%、「将来不安を非常に感じる」人は36.8%だった。

将来への不安の気持ちが強いほど、睡眠満足度が低下する傾向にあり、世相不安が睡眠不満につながっていることが考えられる。

睡眠不満を持つ人ほど、インフルエンザにかかりやすい

「睡眠満足感と冬の体調不良意識」では、睡眠に不満足な人のほうが、冬に体調を崩しやすいと思う傾向になっており、「非常に満足している」人と「全く満足していない」人との差は22.3ポイントになった。

また、睡眠に不満足な人のほうが、風邪にかかりやすくなっており、3回以上風邪をひいた人は、「非常に満足している」人の約7倍。インフルエンザ経験においても、約4倍の確率でかかっていたことが分かった。

この調査結果から同研究会は、「『不安』などのストレスは睡眠の質を低下させ、『成長ホルモン』の分泌が十分に行われなくなるため、『免疫力』も低下する」と解説。

その結果、風邪をひいたり、細菌やウィルスにも感染しやすくなるため、睡眠の質を高めることは、健康な身体づくりには欠かせないこととまとめている。

詳細な結果は、同研究会公式ホームページを参照のこと。