東芝ホームアプライアンスは1月23日、2013年モデルのルームエアコン「大清快 VOiCE EDX」「大清快 ER」「大清快 EDT」シリーズを発表した。ラインナップは、「大清快 VOiCE EDX」が6畳用~14畳用の4機種、「大清快 ER」が6畳用~18畳用の5機種、「大清快 EDT」が6畳用~23畳用の7機種となっている。発売は2月20日より順次。
価格はオープンで、推定市場価格は、「大清快 VOiCE EDX」が150,000円~210,000円前後、「大清快 ER」が120,000円~200,000円前後、「大清快 EDT」が180,000円~300,000円前後。それぞれのシリーズの中心機種となる、冷房能力2.8kWクラスと4.0kWクラスの推定市場価格は、「大清快 VOiCE EDX」のRAS-281EDXが190,000円前後、RAS-401EDXが210,000円前後、「大清快 ER」のRAS-281ERが160,000円前後、RAS-401ERが180,000円前後、「大清快 EDT」のRAS-281EDTが220,000円前後、RAS-402EDTが240,000円前後となっている。
同社では、2012年8月に、ルームエアコンのフラッグシップモデル「大清快 VOiCE EDR」シリーズを発表している。同シリーズは、デュアルコンプレッサーとecoモードによる低消費電力、ピコイオンとプラズマのW空清、ダッシュ暖房、ボイスコントロールなどが特徴だ。
今回発表された3シリーズは、「大清快 EDT」が「大清快 VOiCE EDR」に次ぐハイグレードモデルで、「大清快 VOiCE EDX」がその次のグレード、「大清快 ER」は低消費電力タイプエアコンの普及モデルとなっている。ただし、グレードの高いシリーズが、単純に「大清快 VOiCE EDR」シリーズの搭載していた機能を多く採用しているというわけではなく、特に「大清快 EDT」と「大清快 VOiCE EDX」は、方向性が違うシリーズとなっている。
「大清快 EDT」は、デュアルコンプレッサーを採用する省エネ性能を重視したシリーズ。デュアルコンプレッサーは、パワーが必要なときには2つのシリンダーを同時に動作させ、それほどパワーが必要でないときには1つのシリンダーで運転することで節電する仕組み。最小で0.2~0.3kWで冷暖房運転を行うことができる。
また、最低消費電力45~60Wの涼風運転機能、「アクティブ人サーチセンサー」と「明るさサーチセンサー」によるecoモードも採用している。さらに、「ピコイオン空清」機能も搭載。同機能は、室内機の熱交換器に、ウィルスや花粉などを集めて、ドレイン水と共に室外に排出する「プラズマ空清」と、室内にピコイオンを放出し、臭いなどを抑制する機能を組み合わせたものだ。
「大清快 VOiCE EDX」は、「大清快 VOiCE EDR」の多機能性を継承したシリーズ。名称の通り、ボイスコントローラーを採用。ボイスコントローラーは、エアコンだけでなく、同社製のテレビやLED照明の操作にも対応している。除湿は、部屋の温度を下げない「再熱除湿」、消費電力を抑えた「節電除湿」、洗濯物の部屋干しに適した「衣類乾燥」の3種類のモードを搭載。大清快 EDTには、節電除湿は採用されていない。なお、空気清浄は、「プラズマ空清」のみとなり、ピコイオンの放出機能は装備されていない。ecoモードも採用しているが、搭載しているセンサーは「明るさサーチセンサー」のみだ。
「大清快 ER」シリーズは、「明るさサーチセンサー」によるecoモード、「プラズマ空清」を採用するモデル。RAS-562ERを除くモデルでは、室内機の高さが250mmに抑えられている。