映画『ゴーストライダー2』の魔界特使就任式が22日、都内で行われ、"燃える魔界特使"に就任したデーモン閣下とブライアン・テイラー監督が出席した。

左から、ブライアン・テイラー監督、デーモン閣下

真っ赤な炎をイメージした衣装で登場したデーモンは「我々悪魔がこの映画を利用する手はない。我々に魂を売るんであれば、魔界がバックアップしてやってもいい」と上から目線で、"制作に関わるすべての人間は、デーモン閣下にその魂を売り渡す"、"契約を破りし者は、灼熱地獄に送還される"などと書かれた契約書をブライアン監督に提示。ブライアン監督は「まさか、日本に本当の悪魔がいるとは思わなかった。ハリウッドの契約に比べれば、魂を燃やすくらいは何てことないよ」とノリノリでサインし、「次回作の話も出てるから、閣下がヒーロー役として出演するかも」と出演オファーの話も飛び出し、デーモンは「頼まれれば出てやってもいい」と満更でもない様子だった。

また、ブライアン監督は、人間と悪魔の2役を演じた主演のニコラス・ケイジについて「本当に狂ってる俳優だった。"ゴーストライダー"を演じてる時は、何もしなくても周りの俳優たちに凄みを与えてた」と話し、「この映画を観ないと、俺の中の悪魔が出てきてお前の魂を食べてしまうぞー！」とPR。同作の評判は、魔界でも上々のようで、デーモンは「前作の時はあんまり有名じゃなかったけど、最近、魔界でふつふつと話題になってる」と話し、「ストーリーも良いし、展開も飽きないし、ユーモアも散りばめられてる。我々悪魔の視点から観ても、魔物をどのように描いてるかという点ではトップクラス。これを観ないと灼熱地獄にさらされることになるぞ!」とアピールした。

米マーベル・コミックのキャラクターを実写化した映画『ゴーストライダー2』は、2007年に公開された前作に続く第2弾。スタントマンのジョニー・ブレイズ（ニコラス・ケイジ）は、父親を死から救うために冥界の魔王・メフィストと契約して、自らの中に燃えるバイクに乗ったドクロ頭の"ゴーストライダー"を宿してしまう。自分の意思とは関係なく突然現れる“ゴーストライダー”に苦しむジョニーは、訪れた僧侶に「メフィストが取り憑こうとしている少年を助ければ呪いを解く方法を教える」と持ちかけられる――というストーリーで、映画は2月8日から全国公開予定。