日本旅行は、紀勢本線(きのくに線)紀伊勝浦～新宮間の「新宮鐵道」が今年100周年を迎えるのを記念し、3月2～3日の2日間限定で、381系国鉄特急色車両による「なつかしのくろしお」号を新大阪～新宮間で運転する。JR西日本和歌山支社の協力を得て実施するもので、今月23日より乗車ツアー「なつかしのくろしお号の旅」を販売開始する。

「なつかしのくろしお」号のイメージ(撮影 : 佐々木修宏)

ツアーは、1泊2日プラン(3月2日出発)、日帰りプラン(3月2日または3日出発)、片道乗車プラン(3月2日または3日出発)の3コース。3月2日出発のプランと1泊2日プランでは、新宮駅で開催される「鉄道フェア」を見学できる。通常の見学に加えて、3月2日出発プランでは、「なつかしのくろしお」編成を利用した構内洗浄線体験に、1泊2日プランでは新宮駅の運転シュミレーター体験と新宮駅構内特別ツアー(いずれも抽選)に、それぞれ参加できる。

走行中の「なつかしのくろしお」号の車内では、国鉄時代に使用した放送設備を使用してきのくに線沿線の沿線案内(テープ)を放送するほか、オリジナルグッズや鉄道部品の特別販売も実施するとのこと。

旅行代金は、1泊2日プランが2万1,700円(2名1室)から、日帰りプランが1万5,900円、片道乗車プラン9,900円(いずれも大人1名料金)。代金には運賃と普通車指定席料金のほか、記念品代(記念乗車証、紀伊勝浦～新宮間鉄道開業100周年記念きっぷ、記念弁当、記念ストラップ)を含む。予約・申込みは全国の日本旅行店舗などにて受け付ける。