NTTドコモは1月22日、スマートフォンと家庭の機器を連携させ、映像や音楽などさまざまなコンテンツを視聴できる新サービス「ドコモ スマートホーム」を提供すると発表した。

同サービスは、ドコモスマートフォンとテレビなどの家電製品を連携させ、動画や音楽などさまざまコンテンツを自宅で楽しめるサービス。今回、対応製品の第1弾として、Androidタブレット「dtab」、スティック型の通信端末「SmartTV dstick」を提供する。

dtabは、10.1インチ WXGA(1280×800ドット) TFT液晶を搭載したWi-Fiタブレット端末。3G/LTE通信機能を搭載しないため、回線契約なしで購入するかたちとなる。dマーケットを利用する場合は、自身のスマートフォンなどのdocomo IDを利用する。dマーケットのほか、しゃべってコンシェルやドコモ地図ナビなどの利用も可能。

dtab

価格は25,725円。同端末向けのキャンペーンを利用した場合は9,975円で購入できる。キャンペーンは、ドコモ回線およびspモードを契約しており、6カ月間「dビデオ(VIDEOストア)」に加入できるユーザーが対象。キャンペーン期間は2013年9月末まで。

発売時期はドコモオンラインショップでは3月下旬、それ以外のドコモ取り扱い店舗では4月以降の予定となっている。

SmartTV dstickは、HDMI・USB端子を備えたテレビに接続して利用する通信端末で、同端末向けの「dstickリモコンアプリ」をインストールしたスマートフォンとあわせて利用する。

SmartTV dstick

普段スマートフォンで視聴しているdビデオ(VIEDOストア)、dアニメストア(アニメストア)、dヒッツ(MUSICストア セレクション)を自宅のテレビで楽しめる。アプリ「SmartPlay by Twonky」を利用して、YouTubeの動画などを視聴することもできる。

SmartTV dstickの利用イメージ

SmartTV dstickの価格は8,925円で、3月以降にドコモオンラインショップで取り扱う。なお、発売にあわせて、抽選で計70,000人に同製品をプレゼントするキャンペーンも実施する。同キャンペーンはdビデオ、dアニメストア、dヒッツのいずれかを利用しているユーザーが対象で、キャンペーンサイトにアクセスすることで応募できる。

このほか同社では、無線LANルーターのレンタルサービス「Home Wi-Fi」も開始。同社指定のパケット定額サービスまたはデータ通信専用プランを契約しているユーザーには無料、それ以外のユーザーには月額315円の利用料で提供する。spモードを契約している回線のdocomo IDがあれば利用できる。

Home Wi-Fiで提供する無線LANルーター。カラーはホワイト、ブラック、レッド、ブルーの4色

レンタル期間は2年間(途中解約可)で、レンタル期間終了後に無線LANルーターを無償譲渡する。3月1日より提供を開始する予定で、ドコモショップ、専用Webサイトなどで申し込みを受け付ける。

なお、ドコモ スマートホームの発表にあわせて、家庭のブルーレイディスクレコーダーに録画した番組をスマートフォンでも視聴できるよう家電連携アプリ「Twonky Beam」アプリをバージョンアップし、フルHD画質に対応させることを明らかにした。これにより、フルHD画質転送対応機種との連携利用が可能となる。バージョンアップ提供日は1月31日の予定。

(記事提供: AndroWire編集部)