NECは21日、10.1型Android搭載タブレット「LifeTouch L」に、専用のワイヤレステレビチューナーを同梱した「LifeTouch L ワイヤレステレビチューナセットモデル」(TLX7W/1A)を発表した。発売は1月31日。価格はオープンで、店頭予想価格は65,000円前後。
「LifeTouch L」は、2012年6月に発表された約540gの10.1型Androidタブレット。従来のテレビ機能としては、NECパーソナルコンピュータ製のテレビ機能搭載PCと組み合わせたライブ視聴や、DLNA/DTCP-IP対応のAndroidアプリ「DiXiM」経由でテレビやレコーダーといった対応機器からの録画番組再生が可能だった。
今回発売するセットモデルでは、地上・BS・110度CSデジタル対応チューナー1基を内蔵した専用のテレビチューナーを同梱。PCや対応機器がなくとも、テレビチューナーとワイヤレスで接続することで、「LifeTouch L」でテレビ番組のライブ視聴や番組録画が可能だ。このほか、電子番組表サービス「Gガイド.テレビ王国」経由による番組表の表示や録画予約にも新たに対応する。
視聴アプリは引き続き「DiXiM」を採用するが、新たにチューナー設定機能を追加。「DiXiM」から録画設定や画質設定、番組表の表示などの設定操作が可能となっている。
テレビチューナーと「LifeTouch L」の接続は無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)で、画質は6Mbpsの高画質モード、2Mbpsの低画質モードの2種類で設定できる。いずれもH.264形式でフルHD解像度。バッテリ駆動時間は最長約8.5時間(低画質モード/輝度最小選択時)。テレビチューナーとルータは、有線LAN/無線LANのいずれかで接続する。
テレビチューナーにはHDD接続用のUSBポート1基を備え、約2TBまでのストレージに番組が録画できる。番組の録画容量は、高画質モード時で1時間あたり約3.6GB、低画質モード時で1時間あたり約1.7GB。なお、録画番組の番組持ち出し(ダビング10のムーブ)には現状対応していないが、今後タブレット側に転送する機能を追加提供する予定という。
テレビチューナーの本体サイズは約W170×D150×H41.5mm、重量は約330g。セットモデルの「LifeTouch L」は、32GBストレージを内蔵する現行モデルの上位機をベースに、32GBのSDHCメモリカードが付属する。
なお、今後テレビチューナー単体での販売も予定する。発売時期は3月上旬で、価格は未定。