東京メトロはこのほど、車両や駅設備へLED照明の導入をさらに推進すると発表した。
同社はこれまで、銀座線新型車両1000系などにLED照明を採用し、技術・サービス面での検証を行ってきた。その結果、実用化のめどが立ったとして、LED照明の本格導入を決定。今後導入する新造車両の車内照明にはLEDを全面的に採用するとともに、既存車両についても車両改良工事などに合わせて順次LED照明に取替えを進める。
今年度は丸ノ内線2編成と半蔵門線3編成で、蛍光灯からLED照明への取替えを行う。LED照明を導入した車両には、車内にステッカーを掲示するとのこと。
駅設備においても、駅出入口を示す「Mマーク」サインへのLED導入を進め、2015年度までに77駅224カ所の「Mマーク」すべてをLED照明とする。これにともない、現行の丸型サインから、4方向から視認できるキューブ型に変更する。今年度は丸ノ内線・有楽町線池袋駅や日比谷線上野駅など、6駅13カ所の駅サインをLED照明のキューブ型に替える。