憧れのマイホーム、住宅購入のポイント |
気持ちばかりがつい焦ってしまいがちな住宅購入。でも、ちょっと待って!
一生に一度の大ばくちと言ってもいいくらい、マイホーム購入は大きな決断となるのです。心を落ち着かせて、まずは下記の内容を把握できているかどうか、今一度チェックしてみましょう。
1 駅から遠くない?
駅チカ物件とはいいません。でも駅から徒歩10分圏内のほうが、何かあった時に家が売却しやすくなります。
2 モデルルームだけで、決めてない?
モデルルームはいわゆる物件の「いいとこどり」で、本来住むであろう家とは違う内容の住宅であることも多いものです。ぜひ実際の間取りで家具の配置など、自分の暮らしをシミュレーションしてみてください。
3 窓やベランダの近くに何がある?
窓やベランダの外側に、どのような環境があるのかを確認しておきましょう。
隣の家の換気扇がある場合は、隣の晩ごはんの匂いでわが家がいっぱいになる可能性もありますし、街灯が近い場合は夜よく眠れない原因となる場合もあります。
4 扉やクローゼットの開き方に問題なし?
家の中の扉はトイレを除いて内開きが原則です。外開きのドアだと、廊下を歩いている人に思わぬケガをさせてしまう原因になります。
また、クローゼットも折れ戸にするか、引き戸にするかで使えるスペースが変わってきます。クローゼット付近にベッドを配置する場合に、折れ戸がベッドに引っかかって開かないなんてことのないように…。
5 収納率は本当に正しい?
収納率は、8~10%がちょうどよい収納スペースと言われていますが、まれに収納率の計算が間違っていたり、収納力の高さをアピールするために数値を多めに設定しているところがあります。
収納率が正しいかどうか、自分でもチェックするのは大切です。
6 セールスマンからちゃんとデメリットも教えてもらってる?
家を買ってほしいばかりにメリットばかり並べる業者さんも多いですが、デメリットもきちんと伝えてくれるセールスマンが本当の意味でのプロです。
デメリットがわからないまま入居してしまうと、思わぬ不満の原因になってしまいます。
7 必要な書面がすべてそろっていて、完成図通りに仕上がっている?
実際に住宅購入でトラブルになった時に、書面で説明をきちんと行っていたかどうかが争点となる場合があります。
必要な書面がそろっているのはもちろん、具体的な数値が書かれているか、変更が訂正されているか、完成図通りに家が仕上がっているのかは確認しておきましょう。
8 家具の配置はシミュレーション済み?
実際に家具を家に運んでみて、思っていたより家具が大きかった…なんてことはよくある話です。
ちょっと手間がかかりますが、家具によって通路の幅が狭くなったり、部屋への行き来に障害物とならないよう、間取り図コピーの上に家具配置イメージを書いてみたり、色紙を家具サイズに切り取って間取り図の上でシミュレーションしてみたりすることが大事です。
その他にも、マイホーム購入にあたっては、チェックポイントがたくさんあります。プロの手を借りて、購入前の住宅診断をしてもらうのも大切です。