『グレムリン』シリーズの全作品への関与を求めているというスティーヴン・スピルバーグ (C)BANG Media International

1984年にジョー・ダンテ監督作品として公開された、大ヒット映画『グレムリン』のリブート企画が進行中だという。

オリジナル版を製作したワーナー・ブラザースは、同じく製作総指揮を担当したスティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメント社と映画化権の交渉を現在行っている最中だと言われている。1984年にジョー監督によって第1作が作られ、その後も1990年に『グレムリン2 新・種・誕・生』が公開された本シリーズだが、それ以降も長年断続的に続編企画の話が持ち上がってはいたものの立ち消えとなっていた。

ただ、交渉成立のネックになっているのは、スピルバーグが『グレムリン』シリーズの全作品への関与を求めていることから、スピルバーグの映画化権に対するワーナー側への要求金額が非常に高いこと。しかし、今回のリブート案はこれまで以上に実現の見込みが高いという。

1984年のオリジナル作品は、ザック・ギャリガンの演じた少年がクリスマス・プレゼントとして可愛いペットをもらうものの、次第に危険な存在になっていくというブラック・コメディー。本作の予算は1984年で1100万ドルと、当時にしては低予算だと言われていたが、明らかに撮影所と判別できるような作り物っぽさ、安っぽさを強調した撮影方法となっているのは、同撮影所を使用した往年の名作をパロディ化したかったからとも語られている。

(C)BANG Media International