阪堺電気軌道は2月2日にダイヤ改正を実施する。阪堺線恵美須町~浜寺公園間の直通運転を取りやめ、上町線経由で天王寺駅前~浜寺公園間の直通運転に統一されるなど、天王寺エリアを重視したダイヤ改正となる。

阪堺電車が2月2日にダイヤ改正を実施

阪堺電車は堺市の支援により、利用者拡大策の一環として運賃均一化(全区間大人200円、小児100円)を実施している。加えて、天王寺エリアでは一昨年に新たな商業施設「あべのマーケットパーク キューズモール」がオープンしたこともあり、阪堺電車の利用者も増加し、上町線を中心に電車が遅延傾向にあったという。

こうした事情を考慮し、2月2日に行われるダイヤ改正では、旅客増に対応した運転所要時分とすることで、電車の定時運行を図る。また、現在の利用状況や利用者からの要望に応じた運転本数の設定・見直しが行われる。

阪堺線恵美須町駅からの電車は現在、我孫子道行のほかに浜寺駅前行の電車も一部残っているが、ダイヤ改正後は恵美須町~浜寺駅前間の直通運転は取りやめとなり、天王寺駅前~浜寺駅前間の直通運転に統一。初終発時刻の繰上げ・繰下げも行われ、天王寺駅前~浜寺駅前間の電車の終発時刻は14分繰り下げられるという。2月2日以降の新ダイヤについては、準備ができ次第、阪堺電車ホームページにて案内される。