CORSAIRは18日、一体型の水冷ユニットを採用したCPUクーラー「H60」を発表した。ともに最新のIntel、AMD両プラットフォームに対応。19日よりリンクスインターナショナルを通して発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は9,180円前後。昨年12月に発売した「H80i」を水冷エントリー層向けにマイナーチェンジしたモデルといえる。
対応するCPUソケットは、Intel LGA2011/1366/1156/1155、そしてAMD Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM。CPUと接触するベース部分の素材は銅、クーラー液をまわすチューブには劣化に強いゴムを採用している。クーラント液の補充・交換が不要なメンテナンスフリー構造で5年間の保証期間がある。
循環するクーラント液を冷却するラジエータのサイズはW156×D120×H20mm。これに付属の120mm角ファン1基を取り付ける。動作音は、ともに30.85dBAと、図書館並みの静かさとされる40dBAを下回り、夜の静かな住宅地並みとされる30dBAに近い数値となっている。
なお、本シリーズのスタンダードモデルにあたる「80i」との違いは、ラジエータのサイズ、システム統合管理ツール「Corsair Link」に非対応であること、フルカラーLEDをポンプヘッドに搭載していないことなどがあげられる。