今回は、昨年の開業以来人気のすみだ水族館をレポートします。小笠原の海の生き物や、元気なペンギンたちまで、アートでにぎやかな展示の数々をご紹介しましょう。
五感で楽しむ水のアート空間
エントランスでは地球をイメージした映像が流れ、BGMとともに香りの演出がされています。気持ちもリフレッシュして館内に入ります。
美しい水草が並ぶ「水のきらめき~自然水景~」の展示や、暗がりのなかにクラゲたちが輝く「ゆりかごの連なり Part1 水の記憶~クラゲ~」などの展示が行われていました。
同館では、ミズクラゲの成長過程を見たり、クラゲについてのレクチャーを受けたりすることができ、海の生き物の生態を目で楽しみながら学ぶことができます。
さらに、動きのあるアートが演出されたアクアギャラリーがつづきます。面白い生き物とキャッチコピーがいっしょに展示されていたので、ひとつひとつじっくり楽しめます。どんなキャッチコピーがついているかは、ぜひ館内で見てみてください。
つづいて、360度全方向から楽しめるスクエア型水槽のある「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」の展示ルームへ。
スカイツリーの高さ(634メートル)にあわせて、634匹いるというチンアナゴとニシキアナゴ。頭を出したり引っ込めたり、見ていて飽きることがありません。
圧巻の大水槽と元気なペンギンさんたち
「いのちのゆりかご・水の恵み~東京大水槽~」の展示ルームは、東京諸島の海をモチーフにした大水槽。小笠原村の協力のもと、深く青い世界を再現しています。
さらに「水といのちのたわむれ」の展示室では、ペンギンとオットセイの暮らしぶりを観察できます。約40羽のマゼランペンギンたちが元気に遊びまわっていました。空気も水もとてもきれいに整えられていて、みんな生き生きとしています。
おみやげもたっぷり悩んで選びたい
最後におみやげをご紹介。ぬいぐるみやお菓子など、かわいいアイテムが種類豊富にある中で、特に人気なのが水族館和スイーツだそうです。モチモチした食感が楽しい一品。
ほかにも見どころいっぱいのすみだ水族館。海の生命を身近に感じながら、ぜひお楽しみください。
■スポット情報
名称:すみだ水族館
場所:東京都墨田区押上一丁目1番2号東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
営業時間:9:00-21:00。入場は20:00まで。無休。ただし点検等で臨時休業あり
入園料:一般個人2,000円、高校生1,500円、中学生・小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円。学校団体割引、年間パスポートあり
<著者プロフィール>
一色千里
ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!
猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページ、ツイッターも運営中。