タレントの中川翔子と2012年ロンドン五輪柔道女子57キロ以下級金メダルを獲得した松本薫の2人が、3月30日公開されるアニメーション『ドラゴンボールZ 神と神』にゲスト声優として出演することが18日、明らかになった。

映画『ドラゴンボールZ 神と神』メインビジュアル

自他ともに認める『ドラゴンボール』オタクである中川が演じるのは"予言魚"。劇中で主人公・孫悟空と激しいバトルを繰り広げ、全宇宙のバランスを保つ破壊の神・ビルスが、悟空のもとに足を運ぶきっかけを与える役柄だという。『ドラゴンボール』新作映画の予告を『ジャンプ』で知り感動に打ち震えているところに今回のオファーが届いたという中川は「生涯最大のミラクルキターー! アルティメット感激です。ありがとうございます! 全世界・宇宙が待ち望んでいた待望の新作ということで、ドラゴンボールへの溢れる気持ちをこめて、全身全霊で挑みました」と本作への意気込みを語り、「トランクスや悟空、ベジータたちにまた会えると思うと、ここまで生きていてよかったと心から思います。本当に、どんな言葉を持ってしてもこのうれしさと感激を表せません!」と喜びを爆発させている。

"白バイ女性隊員"役の松本薫(左)と"予言魚"役の中川翔子

そして、「目指しているのは孫悟空」と公言するほどの悟空好きで知られる松本の配役は"白バイ女性隊員"。このキャラクターは、松本をイメージして描かれており、劇中で行われるパーティー会場に現れる。松本は「子供の頃から大好きなアニメ作品に出演できることはとてもうれしいですし、一生忘れることのできない宝物になります」と喜びをあらわにし、声優初挑戦への想いを「人生で初めての経験で、多分柔道よりも緊張しますし、ちゃんとできるのか不安だったりでまだ夢なんじゃないかと思っています。今回の出演をキッカケに孫悟空に少し近づくことができるので、一生懸命役に入り込んで、楽しみつつ頑張りたいと思います」と明かしている。

『ドラゴンボールZ 神と神』は、原作者の鳥山明自らが、初めて脚本の段階から深く制作に関わり、これまで一貫して鳥山作品を映像化してきた東映アニメーションの最新技術によって映画化。舞台は、アニメーションシリーズ『Z』と『GT』の間、つまり原作517話で魔人ブウとの戦いが終わった後から518話までの空白の10年の間のエピソードであり、長い眠りから目覚めた全宇宙のバランスを保つ破壊の神・ビルスとの戦いが描かれる。 ビルス役は山寺宏一、ウイス役は森田成一が担当。圧倒的な破壊者と地球最強の戦士たちの死闘――新たな『ドラゴンボール』サーガがここに誕生する。

(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2013ドラゴンボールZ」製作委員会