パイオニアは1月17日、離れて住む高齢の家族を見守ることができる電話機アクセサリー「家族を見守るハッピーセンサー まもるとあかり TF-TA51HS-W」と、対応するデジタルコードレス留守番電話機「TF-SA10」シリーズを発表した。発売は、TF-TA51HS-Wが2月下旬で、TF-SA10が1月下旬。
価格はオープンで、推定市場価格は、TF-TA51HS-Wが10,000円前後、子機が1台の「TF-SA10S-W」が8,000円前後、子機が2台の「TF-SA10W-W」が16,000円前後、子機が3台の「TF-SA10T-W」が24,000円前後となっている。
TF-TA51HS-Wは、無線技術を採用したセンサー付きライト。人がその前を通ると、内蔵した人感センサーが検知し点灯、さらに検知した回数をコードレス電話機の親機に無線で転送する。コードレス電話機側では、設定した時間になると、検知した回数を決められた連絡先に通知する。これにより、離れた場所に住んでいる高齢の家族が無事かどうかを知ることができる。
電源は、ACアダプターと専用のNi-MH(ニッケル水素)充電池。ACアダプター接続時に停電が発生した場合、自動的に内蔵バッテリーに切り替わり、ライトが自動点灯する。また、玄関に設置して人の出入りを検知させることも可能だ。
TF-TA51HS-Wとコードレス電話機との間の通信には、DECT方式準拠の通信技術が使われている。ただし、既発売のデジタルコードレス電話機「TF-FA10S-W」「TF-SA30」シリーズには対応しておらず、現時点で利用できるデジタルコードレス電話機は、同時発表された「TF-SA10」シリーズのみとなっている。対応機種は、今後順次拡大していく予定だ。
TF-SA10は、DECT方式準拠のデジタルコードレス留守番電話機だ。DECT方式では、一般的なデジタルコードレス電話が使う2.4GHz帯ではなく、1.9GHz帯の電波を使用する。無線LANなどさまざまな用途に使われている2.4GHz帯に比べて、1.9GHz帯では干渉する対象が少なく、良好な通話品質を確保できる。
子機には、1.8型の液晶パネルを搭載。同社の従来モデル「TF-VD1200」に比べると、約2倍の面積となった。また、大きめのダイヤルボタンや、使いやすい位置に配置されたワンタッチダイヤルボタンなども採用されている。親機は16cm幅のコンパクトサイズで、頻繁に使用するボタンのみ、大型化されている。