沢井製薬はこのほど、ジェネリック医薬品9成分17品目を発売した。
乳がん治療薬「アナストロゾール」にジェネリックが初登場
「アナストロゾール錠 1mg」は、閉経後乳がんに適応を持つホルモン剤で、乳がんの切除や放射線療法とともに、再発予防として5年間服用し続ける薬。例えば1日1回5年間服用した場合(3割負担)、標準品の薬代が31万2,080円なのに対し、ジェネリック医薬品では16万9,730円になるという。
骨粗鬆症治療剤「リセドロン酸 Na錠 17.5mg」は、1錠入りのPTPシート(プラスチック)を台紙で挟み込む形状となっている。自治体によっては、分別廃棄のために台紙を開きPTPシートを外す必要があるが、容易に外すことができると服用時の誤飲リスクが高まる。そのため、簡単には開かないが、開こうとすれば開くことができるよう、台紙ののり付けの強度を調整したという。また錠剤には、レーザーによる製品名・規格・社名の印字を施し、識別性を高めた。
抗精神病剤「クエチアピン」は、投与量を細かく調整することが多いため、標準品にはない規格「50mg錠」を新しく開発した。その他詳細、ジェネリック医薬品についての情報は「沢井製薬の公式ページ」を参照のこと。