やらなければいけないとわかっているのに、なんだかやる気がおきない……。学生時代の勉強しかり、社会人になっての仕事しかり、他人からいわれてやることは、なんだか気乗りがしないのが常のようです。とはいえ、「よし、やるぞ!」と意気込んだ時期もあったはず。今回は、モチベーションを維持させる方法を考えてみました。
モチベーションは維持できない
既にタイトルで結論を書いてしまいましたが、人間はロボットではありませんので、常に同じモチベーションで仕事を継続することは難しいと考えます。その認識を持った上で、どうしたら良いかを考えていくと2通りの方法がみえてきました。
まず一つ目の方法は、「やらなければならないこと」について視野を広く持ち、計画を立てて実行していく方法です。客観的に「なぜ行わなければいけないか」を明確にすることで、モチベーションを維持することが可能です。具体的な手法としては、まず5W2H(Who、When、Where、What、How、Why、How much)をあてはめていきます。頭の中で考えてもいいですが、できれば紙に書いていくと、視覚で確認することができ効果的です。理解ができたら、自分のスケジュールと仕事の納期にあわせてプランニングし、実行に移ります。しかし、出来もしない計画を立ててしまった場合は、実行できなかったことがさらにモチベーションを下げてしまい、逆効果になりますので注意しましょう。
人の感情は何かを超える
そんな悠長な計画なんて立ててられないんだ! という人には、感情重視でモチベーションを維持することをおすすめします。仕事の目標について、どう考えても答えがみつからないとき、5W2Hに当てはめたらもっと理不尽な結論にいたってしまったときなどは、自分の熱い感情に頼るしかありません。「これが終わったら○○ができる」など、具体的なエサをつけるのが、自分を行動させる一番のモチベーションにつながるでしょう。ただし、仕事のモチベーションがこの方法ばかりであると、「何のためにこの会社で仕事をしているのか」という疑問が浮かび上がってくるのは時間の問題となりますので、ご注意を。
人は機械ではありませんが、大リーグのイチロー選手のように、必要な場でモチベーションを維持しながら結果を残すことに成功している人もいます。今回2種類の方法をご紹介しましたが、まだまだ効果的な方法はたくさんあるはずです。時間をつくり、ぜひ一度、本やスクールなどで学んでみるのも、自分オリジナルのモチベーション維持の方法を掴む近道になるかもしれませんよ。
文/櫻井綾乃(エフスタイル)