アイ・オー・データ機器は16日、5GHz帯と2.4GHz帯の同時通信が可能な最大転送速度450Mbpsの無線LANルータ「AN-AG750DGR」を発表した。1月末に発売し、価格は12,500円(税別)。
2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nと、電波干渉の少ない5GHz帯のIEEE802.11a/nの同時利用に対応する無線LANルータ。最大転送速度はIEEE802.11b/g/nで300Mbps(理論値)、IEEE802.11a/nで450Mbpsとなっており、デュアルCPUの搭載で5GHz帯と2.4GHz帯の性能を最大限に活用できるとしている。転送速度の実測値は213Mbps。
「ビームフォーミング」機能では、狙った機器へ確実に電波を届けることができ、3本のハイパワーアンテナ(送信×3、受信×3)と合わせて、宅内の隅々まで無線LANの電波を飛ばせる。セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64/128bit)。接続機能としてWPSをサポート。推奨無線LAN接続台数は8台。
スマートフォンと本製品の無線LAN接続は、スマートフォンなどのカメラ機能でQRコードを撮影して設定するアプリ「QRコネクト」で行う。別のアプリ「Magical Finder」を使うことで、ステータス確認やエコモードの設定なども可能。また、初期セットアップ時にPCがなくても、スマートフォンやタブレットだけでインターネット接続設定が行える。
本体にはUSBポート×2基も装備。USBメモリやUSB HDD、プリンタ/複合機などを接続して、ネットワーク共有できる。加えて、同社のUSB地デジチューナ「テレキング」(GV-MVP/FZ)を接続すれば、iPhoneやiPadで地デジを視聴できる配信サーバにもなる。
Gigabit Ethernet対応有線LANポートは、WAN側×1基、LAN側×4基を搭載。本体サイズは約W223×D150×H34mm、重量は約420g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.4.11~10.8。