キヤノンは1月16日、1,920×1,080ドット/60p記録対応のデジタルビデオカメラ「iVIS(アイビス)」の新モデル「iVIS HF R42」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は54,980円前後となっている。

「iVIS HF R42」

iVIS HF R32」の後継モデル。光学32倍ズームが可能なレンズやWi-Fi(無線LAN)接続といった機能は継承されつつも、改良が図られている。

赤ちゃんの撮影に便利な「ベビーモード」

Wi-Fi経由でスマートフォンから操作できる「ライブストリーミングリモコン」機能を搭載

新機能としては、赤ちゃんの成長記録に便利な「ベビーモード」を搭載。このモードで撮影した映像は専用の「ベビーアルバム」に保存されるほか、「生後日数スタンプ」や「身長・体重スタンプ」を利用できる。生後日数スタンプは、あらかじめ登録しておいた誕生日に応じて自動計算された生後日数を映像に付加するもので、身長・体重スタンプは任意で入力した身長・体重表示を映像に付加するものだ。

また、ベビーモード選択時は、録画ボタンを押す3秒前からの映像を保存する「プレREC」に対応。立ち歩きなど赤ちゃんの"初めて"の撮り逃し防止に役立つ。

Wi-Fi機能は、従来iOS端末のみの対応だった撮影した動画の転送がAndroid端末へも可能となったほか、スマートフォンからiVISを操作できる「ライブストリーミングリモコン」機能を新たに搭載した。iVISからSNSへのアップロード操作を行える「Movie Uploader」なども搭載。無線LANの対応規格はIEEE802.11b/g/nだ。

撮影機能としては、撮影状況に応じて最適なブレ補正に自動で切り替わる「マルチシーンIS」が進化し、5軸ブレ補正「新・ダイナミックモード」となった。上下左右のブレに加えて、歩き撮り時の回転軸ブレや水平回転、縦回転を補正する。

また、映像処理プラットフォームとして新たに「DIGIC DV 4」を搭載。演算処理能力が飛躍的に向上しており、歩き撮り時の画像補整に高価を発揮するほか、AVCHDとMP4の2形式同時記録に対応している。

主な仕様は、撮像素子が総画素数約328万画素の1/4.85型CMOSセンサーで、有効画素数が動画記録時・静止画記録時ともに約207万画素(16:9)、最低被写体照度が5ルクス(1/30秒撮影時)。撮影データ記録用に32GBのメモリを内蔵するほか、SD/SDHC/SDXCカード対応のメモリーカードスロットを備える。動画記録形式はAVCHDおよびMP4。

サイズはW53×D116×H57mmで、重量は約285g(撮影時)。

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