動画サービス「niconico」を運営するドワンゴが、2013年7月をもって本社オフィスを東京都中央区銀座四丁目12番15号「歌舞伎座タワー」(2013年2月末竣工予定)に移転することを発表した。
平成一桁生まれのIT企業であるドワンゴは、創業以来、インターネットコンテンツの配信技術およびプラットフォームの提供を中心に、ネットの世界に新しい文化を生み出す仕事、活動に尽力。5年間で積み上げてきたユーザー文化の集大成とも言える昨年の「ニコニコ超会議」では、幕張メッセに10万人近くを集客し大盛況のイベントとなった。
これまで、本社オフィスを、時代劇、現代劇、演歌公演、ミュージカルなど幅広いジャンルの公演を通じて「大衆芸能」を代表する「明治座」に構えていたが、新しい文化をさらに伝統として長続きさせたいという願いと決意から、歌舞伎の殿堂として「伝統芸能」を代表する「歌舞伎座」への移転を決定。今年2月に竣工を予定している銀座「歌舞伎座タワー」に本社オフィスを移転する。なお、原宿「ニコニコ本社」については現状のままだという。
この本社移転と、昨年12月19日付の新社長就任のあいさつとして、2013年4月27日(土)、28日(日)に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2」内の「ニコニコ超パーティーII」では、歴代社長による新社長襲名披露の口上が行われるという。現在、三代目ドワンゴ社長(現・代表取締役社長)荒木隆司、二代目ドワンゴ社長(現・取締役)小林宏、初代ドワンゴ社長(現・代表取締役会長)川上量生、取締役夏野剛の4名は、襲名披露向上のため日々練習に励んでおり、その様子が「ニコニコ動画:Q」にて公開されている。