第70回ゴールデン・グローブ賞の監督賞と作品賞(ドラマ部門)に輝いたベン・アフレック (C)BANG Media International

ベン・アフレックが映画『アルゴ』で、13日にロサンゼルスで行われた第70回ゴールデン・グローブ賞の監督賞と作品賞(ドラマ部門)に輝き、妻への感謝と受賞の喜びを語っている。

彼は受賞スピーチにて、妻ジェニファー・ガーナーに賞を捧げ「妻に感謝します。妻のおかげで、私は今夜この場に立つことができているのです。君が大好きだよ。とっても愛してる。大変なのに僕を支え続けてくれてどうもありがとう。君は僕の全てさ。どうもありがとう」と話し、会場を沸かせた。

また、『レ・ミゼラブル』が作品賞(ミュージカル/コメディ部門)に加えて、ヒュー・ジャックマンが男優賞(ミュージカル/コメディ部門)、アン・ハサウェイが助演女優賞をそれぞれ手にし、最多3部門を獲得している。

受賞会場には、ビル・クリントン元米大統領もサプライズで出席し、スティーヴン・スピルバーグ監督作『リンカーン』を紹介。最多7部門にノミネートされていた本作だが、ダニエル・デイ=ルイスが男優賞(ドラマ部門)に選ばれただけにとどまった。ダニエルは受賞スピーチで「才能溢れる撮影仲間たちとこの賞を分かち合って、今年最高の1日となるでしょう。とてもうれしいです」と称賛を送った。

そのほか、女優賞(ドラマ部門)はウサマ・ビンラディン容疑者の追跡劇を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』でCIA エージェントを演じたジェシカ・チャステインが獲得し、「何年もオーディションを受け続け、端役をこなしてきました。今夜この場に立っていることは、とっても素晴らしい瞬間です」と受賞スピーチ。さらに、クリストフ・ヴァルツが『ジャンゴ 繋がれざる者』で助演男優賞に、ジェニファー・ローレンスが『世界にひとつのプレイブック』で女優賞(ミュージカル/コメディ部門)に輝いている。

一方で、長年にわたって映画界に貢献した人物に贈られる生涯功労賞(セシル・B・デミル賞)を手にしたジョディ・フォスターは、受賞スピーチで初めて同性愛者であることを公にカミングアウトし、元パートナーのシドニー・ベルナードに感謝の意を表している。

「今まで公の場で語ることができなかったことを、この場を借りて発表しようと思います。少し緊張していますが、私のパブリシストの方がもっと緊張していることでしょうね。今晩、声高らかに、自信を持って言います。よろしいでしょうか? 皆さんの暖かいサポートが必要になると思います」と前置きした上で同性愛者であることを告白し、「今晩私のほかにカミングアウトをする人がいないからってがっかりしないでくださいね。でも実は私は、1000年位前、石器時代から、もうとうにカミングアウトしていたんです」と付け加え、喝采を浴びていた。

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