英シンガーソングライターのアデルが『007スカイフォール』のテーマ曲「スカイフォール」で第70回ゴールデン・グローブ賞の主題歌賞を受賞した。
昨年10月の出産後以来初となる、公のイベントへの出席となったアデルは、ポール・エプワースが手がけた同曲で主題歌賞を受賞し次のように喜びのコメントを残している。 s
「どうしよう!? どうしよう!? 正直、友達と夜遊び感覚で今夜来たのに! 私はまだお母さんになったばかりなのよ。久しぶりの夜遊びなのに、こんな賞を受賞するなんて想定外だわ。この場所にいられるなんてすごい変な気分だけど……今夜、私を、みんなの記憶に残る1人に選んでくれた皆さん、本当にありがとう。本当に最高の気分! 大笑いしてるでしょ!? 」
さらに『007スカイフォール』でジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグと恋人サイモン・コネッキーの2人にもアデルは感謝の言葉を捧げている。「本当にダニエルは素晴らしいボンドを演じきったわ。それにこの仕事のために私を励ましてくれた恋人のサイモン、あと私の大切な息子にも感謝を捧げるわ」
なお、アデルは受賞後の舞台裏で「あまりにもプライベートなこと」として昨年出産したばかりの息子の名前を明かすのを拒んでいるが、『007』シリーズに参加できたことは、過去のどの仕事とも全く異なっていたと英デイリー・テレグラフ紙に語っている。
「本当に最高の仕事だったの。だって私がいつもいる音楽業界とは一味違って、現実離れしていたのと同時に、とても楽しかったんだもの。私の音楽的インスピレーションは普通、自分が傷ついた時に起きるものなんだけど、でもこれからはそういったことはないわ。映画の公開日のちょうど2週間前に子どもが生まれたから、タイミングが悪かったの。でもあの作品に関われて本当に光栄よ。いつもは自分の傷ついた気持ちを歌にするんだけど、今回は他人が書いた脚本に基づいて創作していったの。本当に素晴らしい体験だったわ。このリスクを受け入れたことを誇りに思っているの」
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