ペットフードの事業者を中心とした企業で組織するペットフード協会は、「平成24年度 全国犬・猫飼育実態調査」を実施。その結果、全国の推計飼育頭数は、犬が11,534千頭、猫が9,748千頭となった。
また、今後の飼育意向は犬が30.4%、猫が18.2%。飼育意向のある人の数は、犬・猫共に現在飼育している人の数とくらべ、約1.8倍に達することがわかった。
このことから、飼育意向のある人々が、犬あるいは猫を飼育できるような環境の提示・提案を行うことによって、将来に向けて飼育頭数拡大が期待できる。
また、年代別で飼育状況を見ると、50歳代での犬および猫の飼育率が最も多く、次いで、60歳代で飼育率も高いことから、高齢層のペットニーズが強いことがうかがえた。なお、最も少ない飼育率は、犬・猫ともに30歳代となっている。
地域別の飼育率をみると、犬で最も飼育率が高かった地域は「北関東(20.6%)」、次いで「四国(20.3%)」、「中部(19.3%)」の順だった。また、最も低かった地域は「京浜(首都圏)(13.9%)」となっている。
猫で最も飼育率が高かった地域は、「甲信越(12.8%)」、次いで「北関東(12.4%)」、「東北(12.0%)」の順。最も低かった地域は「関西(8.7%)」となり、犬では「京浜(首都圏)」が、猫では「関西」が、飼育率を増やすことができる可能性が最も高い地域と言える。
詳細は、同協会公式ホームページを参照のこと。