電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2012年12月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、今月もソフトバンクが首位。年間純増数においても、ソフトバンクが5年連続でトップとなることが明らかとなった。
ソフトバンクは27万4,700増で、累計契約数は3,132万2,000契約となった。同社の月間純増数が20万件を超えるのは、これで18カ月連続。ソフトバンクは2012年1月から12月まで1年間を通じて純増数トップを維持し続け、2012年の年間純増数はトータルで348万6,700増となった。同社では今月10日から「5年連続年間純増数No.1プレゼントキャンペーン」を開始。これと連動する形で現在、ラッパーやDJ気分で音楽ゲームが楽しめるiPhone向けアプリケーション「ラップお父さん」をApp Storeにて提供している。
2位のKDDI(au)は23万9,200増で、累計契約数は3,681万7,200契約。2012年の年間純増数はトータルで251万9,700増となった。ちなみに2012年のMNP(携帯電話番号ポータビリティー)による転入数では、93万3,000件と他キャリアを圧倒したことが明らかとなった。3位のNTTドコモは23万5,100増で、累計契約数は6,098万8,100契約。先月は5年ぶりに純増数が純減となったNTTドコモだが、12月は20万件を超えるところまで回復した。2012年の年間純増数はトータルで136万3,700増だった。
携帯電話全体としては74万9,100契約増で、累計契約数は1億2,912万7,300契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
NTTドコモ | 235,100 | 60,988,100 |
KDDI(au) | 239,200 | 36,817,200 |
ソフトバンクモバイル | 274,700 | 31,322,000 |
イー・アクセス | - | - |
携帯電話総計 | 749,100 | 129,127,300 |
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。
グループ | 純増数のうち | |
---|---|---|
プリペイド契約 | 通信モジュール | |
NTTドコモ | -9,400 | 139,400 |
KDDI(au) | -2,800 | 18,600 |
ソフトバンクモバイル | -3,100 | 82,300 |
PHSではウィルコムが41,500増で、PHS全体で累計494万3,300契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 41,500 | 4,943,300 |
PHS総計 | 41,500 | 4,943,300 |
無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは7万7,600増で、累計392万9,100契約となった。
グループ | 純増数 | 累計 |
---|---|---|
UQコミュニケーションズ | 77,600 | 3,929,100 |
(記事提供: AndroWire編集部)