アイ・ビー・エス・ジャパンは10日、MetaGeek社の2.4GHz/5GHz帯USBスペクトラムアナライザ「Wi-Spy DBx」の販売を開始した。無線LANの電波状況を視覚化できる製品で、同社運営のECサイト「電脳探検隊」などで購入可能。直販価格は75,390円。

Wi-Spy DBx

本製品が対応する2.4GHzと5GHz帯のうち、特に2.4GHz帯は電子レンジやZigBee(家電向けに策定された無線通信規格)、監視カメラ、そして無線LANなどで使用されるため、電波の干渉が起こりやすい帯域。スペクトラムアナライザは業務用ということもあり、数十万円以上の高価な製品が一般的だが、Wi-Spyシリーズは特定の周波数に限定することで低コストを実現したという。

ケーブル接続ができるため移動や取り回しが容易

付属の解析ソフト「Chanalyzer 4」をインストールしたPCに本製品を接続すれば測定の準備が整う。本ソフトでリアルタイムの受信状況を表示できるのはもちろん、長時間の測定データをログとしてHDDに記録することも可能だ(1時間に5MB程度)。対応するOSは、Windows XP/Vista/7となっている。

解析ソフト Chanalyzer 4