政府は9日、経済財政諮問会議を約3年半ぶりに再開した。この会議の中で安倍晋三首相は、金融政策について、2%の物価目標を設けて大胆な金融緩和を行うよう日本銀行に要請した。

首相は諮問会議について、経済財政運営全般に係る重要な諸問題について明確な方針を示す司令塔の役割を発揮し、日本経済再生の司令塔となる日本経済再生本部と連携し、大きな成果を出してほしいと要請。

また今後、諮問会議においては、経済再生のための重要な政策課題の議論を進め、年央には新政権としての経済財政運営の基本方針、いわゆる「骨太の方針」を取りまとめることとしたいとした。