CESの併設イベントであるShowStoppersで、Hewlett-Packard(HP)が新型のモバイルノート「EliteBook Revolve」を出展していた。ディスプレイのヒンジ部分に回転機構を備えており、通常のクラムシェル形状のモバイルノートから、タブレット形状へと簡単に変形できるコンバーチブルモデルだ。

回転ヒンジを備える「HP EliteBook Revolve」

ディスプレイと本体の中心に回転ヒンジがあり、それを機軸にディスプレイ部分をクルリと回すことができる。ディスプレイを180度回転させて状態で閉じれば、タブレット形状に変形させることができる。サンプル機を触った感じ、スイーベルも非常にスムーズに仕上がっていた。マルチタッチにも対応しており、OSはWindows 8だ。

このヒンジを機軸にディスプレイをクルっと回せる

回して閉じればそのままタブレット形状へと変形できる

ディスプレイは11.6型の1366×768ドット液晶で、表面はゴリラガラスの第2世代を採用。ハードウェアのプラットホームはIvy Bridge世代で、サンプル機ではIntel Core i5を内蔵していたが、Core i7も搭載可能としている。ほか、最大で256GBのSSDや、16GBのメモリに対応。NFCを内蔵し、4G LTEのSIMスロットも備えていた。外装はマグネシウム製。

本体底面のバッテリは取り外し可能なタイプ

キーボードにはLEDバックライトも装備していた

なお、見た目はコンバーチブルのUltrabookっぽいが、理由は不明だがUltrabook規格の製品では無いらしい。本体は十分薄く、重量も約3ポンド(1.4kg弱)と軽いので、Ultrabookではない理由は、CPUが通常電圧版とか、そんな理由なのかもしれない。

軽量/薄型なので、Ultrabookっぽいが、違うらしい

本体に「Revolve 810」と印刷してあったが、これが正式な製品名か?

価格は未定だが、北米向けは春に発売するとしており、日本向けの春モデルとしても登場が期待できるだろう。

HPブースにはこんな巨大PC模型の展示も。キーボードがきちんと反応し、画面の指示通りにキーを踏むと得点が入るという、微妙に疲れる(?)ゲームで遊ぶことができる