1997年の映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』に主演したことから、中国への入国が禁止されているブラッド・ピッドが、訪中を宣言し話題となっている。
「ベルニーズアルプス」山郡の一峰・アイガーへの初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーの自伝を映画化した『セブン・イヤーズ・イン・チベット』は、彼がチベットで過ごし、ダライ・ラマと交流した7年間を描いた作品。劇中には中国政府のチベット弾圧も描かれているため、主演を務めたブラッドは、出演を理由に中国側から入国を禁じられていた。
しかし、1月7日にブラッドは、中国版ツイッターと呼ばれているSNSサイト「ウェイボー(新浪微博)」のアカウントを開設し「本当だよ。そうさ、僕は行く予定だよ」と初投稿、訪中する意向を明かした。この投稿は瞬く間に3万1,000回シェアされ、1万4,000以上のコメントが寄せられている。もともとTwitterやFacebookなどのSNSの公式アカウントを開設していないブラッドだけに、これが本当にブラッド本人による投稿なのか定かではないが、今回の行動に驚きを隠せないファンも多いようだ。なお、メッセージは数時間後に削除されている。
映画情報サイトのIMDBによれば、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の出演は当時の中国政府を激怒させ、10年以上前からブラッドは訪中を一切禁止していると報じている。今回の投稿が本当に本人のものかどうかという謎はもちろん、ブラッドの意図がビジネスなのか、観光なのか、いずれにしても明かされていない。
ブラッドは、昨年末のクリスマス休暇中にカリブ海のタークス・カイコス諸島でアンジェリーナ・ジョリーと極秘結婚したのではないかという噂が先日報道されたばかり。この真意も不明だが、同地のパロット・ケイと呼ばれるリゾートには、2人の子どもたちやブラッドの両親であるジェーンとビルをはじめ、12人の子守りや22人以上のゲストが招かれていたという。
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