ハリウッド俳優のトム・クルーズは8日、映画『アウトロー』のPRのため、プライベートジェット機で羽田空港に到着した。

サングラスにダウンジャケット、ジーパンというラフな格好で登場したトム・クルーズ
撮影:石井健

この日、トム・クルーズをひと目見ようと集まったファンの数は約400人。デジタル一眼レフカメラやコンパクトカメラ、iPhone、iPad miniなどの撮影機材や、サインをしてもらうためのサイン色紙、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)や『ワルキューレ』(2008年)のパンフレット、DVDなどを握りしめ、トム・クルーズの登場を今か今かと待ちわびた。16:40頃、ついにトム・クルーズが到着ロビーに姿を現すと一気に会場のボルテージは最高潮に達し、ファンからは悲鳴にも似た歓声があがった。

トム・クルーズは約100メートルほどにのびたファンの行列に笑顔で対応。サインのほかにも、帯同するスタッフにファンのカメラを渡し、ツーショット撮影などを行った。さらには、ファンから紙袋に入ったプレゼントを手渡されると笑顔で受け取った。約35分間たっぷりとファンとの交流を行ったトム・クルーズは最後に報道陣の前に登場。サングラスを外し、「サンキュー」、「ハッピーニューイヤー」と報道陣の撮影に応えた。

なお、今回、トム・クルーズは9日に行われる来日記者会見およびジャパン・プレミアに参加する予定となっており、日本滞在時間は約24時間ほどとのこと。

トム・クルーズは、サインに応対するだけでなく、ファンとの会話も楽しんでいた

同作でトム・クルーズが演じるのは、元米軍の秘密捜査官であるジャック・リーチャー。ある日、ピッツバーグ近郊で白昼公然と6発の銃弾が発射され、5人が殺害される。そして、わずか1時間後。容疑者として、元軍人のスナイパー、ジェームズ・バー(ジョセフ・シコラ)が逮捕される。しかし、容疑者のバーは、殺人容疑を否認。彼自身がかつて軍で最も恐れていたジャック・リーチャーへの連絡を要求する。しかし刑務所への護送中に彼は他の囚人たちに襲われ、意識不明の状態に。リーチャーへの情報が途絶えたかに思えた矢先に、リーチャーが現れ、凄腕の軍のスナイパーであるバーが標的を外す訳がないと指摘。何かがおかしいという確信を持ち始めたリーチャーは、この事件の闇にある隠された真相に挑むことになる。

映画『アウトロー』は、2013年2月1日より、丸の内ピカデリーほか全国公開。