アウディ ジャパンはこのほど、2013年のモータースポーツ活動について発表した。今年もルマン24時間耐久レースに3台のハイブリッドカーを投入するほか、米国でのモータースポーツ活動を強化する。
アウディのモータースポーツ活動といえばルマンでの活躍が記憶に新しいが、今年も同社はFIA世界耐久選手権(WEC)に、アウディスポーツ チームヨーストから改良型「R18 e-tron」を2台投入して参戦。ルマン24時間とWECスパフランコルシャンラウンドに、3台目の「R18 e-tron」も投入予定だ。ディフェンディングチャンピオンとしての活躍が期待される。
ドイツのツーリングカー選手権(DTM)には、昨年に続き、「A5DTM」で参戦。昨シーズンは振るわなかったものの、今シーズンは5月5日の開幕戦に向けてマシンの熟成を進めており、アウディモータースポーツ代表のウォルフガング・ウルリッヒ氏は、「DTMではコンマ数秒の差が勝敗を分けます。2013年の目標は、『A5DTM』でこの貴重なコンマ数秒のタイムアップ達成することです」と語っている。
米国においては、デイトナ24時間をはじめとするGRAND-AMシリーズへの関与を強め、米国のモータースポーツに本格的に復帰する。同社は米国市場のプレステージ性の高い大型プレミアムカーセグメントで成長を続けており、モータースポーツへの参加でこうした成長を長期にわたってサポートする。