三井住友銀行は4日、「ワンタイムパスワードサービス」の月額利用料、および再申込手数料を3月1日より無料にすると発表した。なおこのたびの無料化に伴い、1月1日以降に新規申込をした顧客については1月より無料で利用できる。
同行を装った不正なメールでフィッシングサイトに誘導する、「SMBCダイレクト」(※1)のログイン画面に不正なポップアップ画面を表示するなどにより、顧客の暗証番号を取得し、不正な取引を行う犯罪が発生していた。「SMBCダイレクト」にて利用できる「ワンタイムパスワードサービス」は1回限りの使い捨てパスワードを利用し、インターネットバンキング(またはモバイルバンキング)のセキュリティを高めるサービスで、これらの犯罪に対して有効な手段になっているという。
このたびの「ワンタイムパスワードサービス」利用料の無料化は、インターネットバンキング(またはモバイルバンキング)のセキュリティの強化を希望する顧客に、同サービスを広く利用してもらうことを目的としている。
「ワンタイムパスワードサービス」は、「SMBCダイレクト」にログインし、申込ページから申込むことで利用できる。新規申込の顧客は、1月より月額利用料が無料、既に利用している顧客は3月より月額利用料が無料になる。
(※1)同行の個人の顧客向けインターネットバンキング・モバイルバンキング・テレホンバンキングの総称で、2012年11月末日時点での契約者数は約1198万人。 (※2)「ワンタイムパスワードサービス」を解約した顧客が、再申込するために必要な手数料。再申込時に申込代表口座から自動で引き落としされる。 (※3)パスワード生成機を紛失した顧客が、再発行するために必要な手数料。
同行では、引続き「SMBCダイレクト」のセキュリティ強化を図っていくとしている。