米Qualcommは1月7日(米国時間)、米国・ラスベガスで11日まで開催されるIT/デジタル関連イベント「2013 International CES」の開幕前基調講演でモバイル向けプロセッサ「Snapdragon 800」「同600」を発表した。
Snapdragon 800は、クアッドコアCPU「Krait 400」を採用した製品で、クロック数は最大2.3 GHz。TSMCの28nm HPMプロセス・テクノロジーの採用により低消費電力を実現。従来モデルの「Snapdragon S4 Pro」と比較し、75%のパフォーマンス向上が図られているという。GPUは従来モデルAdreno 320の2倍の性能を備える「Adreno 330」、メモリは800MHzのLP-DDR3(12.8GBs)を採用。フルHD(1080p)の4倍となるUltra HD(4K)動画を撮影・再生することができる。通信面では最大150Mbpsの4G LTE(Category 4)、IEEE 802.11acをサポートする。
Snapdragon 600は、クアッドコアCPU「Krait 300」を採用した製品で、クロック数は最大1.9 GHz。Snapdragon S4 Proと比較し、40%のパフォーマンス向上が図られているという。Adreno 320 GPU、LP-DDR3メモリを採用する。
両製品はともの現在サンプル出荷中。Snapdragon 800は2013年中頃に、同600は2013年の第2四半期に搭載製品が発売される予定。
(記事提供: AndroWire編集部)