米Qualcommは7日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催中の「2013 International CES(CES 2013)」において、モバイル向けSoC「Snapdragon」の最新モデル「Snapdragon 800」と「Snapdragon 600」を発表した。ともにサンプル出荷を開始しており、「Snapdragon 800」は2013年中頃、「Snapdragon 600」は2013年第2四半期に搭載製品が発売される予定。
「Snapdragon 800」は、モバイル製品向けの最上位プロセッサで、28nm High Performance for mobile(HPm)技術を採用し、省電力化を図っている。
CPUにクアッドコアのKrait 400(最大2.3GHz)、GPUにAdreno 330、メモリは800MHzのLPDDR3を搭載。前世代の「Snapdragon S4 Pro」と比較すると総合的な性能では75%ほどパフォーマンスが向上。グラフィックスも前世代のAdreno 320と比較して2倍の性能を備え、フルHDの4倍(いわゆる4K)解像度でのビデオ撮影や再生に対応する。
また、最大150MbpsのLTE規格のカテゴリー4をサポートするほか、IEEE802.11acに対応した無線LAN機能を搭載する。
「Snapdragon 600」は、CPUにクアッドコアのKrait 300(1.9GHz)、GPUにAdreno 320を搭載。「Snapdragon S4 Pro」と比較して、より省電力ながら40%のパフォーマンス向上を実現するという。