ベンキュージャパンは8日、1mの距離から55型相当の大画面投射が可能な、SVGA(800×600ドット)対応超短焦点DLPプロジェクタ「MS616ST」を発表した。2月1日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は48,800円前後。

MS616ST

2,500ルーメンの高輝度と13,000:1の高コントラスト比により、広い会議室や蛍光灯を付けた部屋でも明るく画像を映し出すことが可能で、照明を消さなくとも効率的なプレゼンテーションが行える。

コンテンツの輝度レベルを自動で検出し、ランプの消費電力を30~100%の範囲で調整する「Smart Ecoモード」を搭載。「Smart Ecoモード」を利用した際のランプ寿命は最大で約6,500時間(標準では最大4,500時間)。

また、RGB+白の4セグメントカラーホイールに、黄色とシアン(青緑色)のセグメントを追加。DLPプロジェクタでは難しかったパステルカラーの色再現を可能とする。PC上で作成したデータとスクリーン上の色彩のマッチングには、ベンキュー独自のカラーマッチングテクノロジーを利用する。テキサス・インスツルメンツの色彩深度を向上させる技術「BrilliantColor」を採用する。

このほか、オプションの3D専用メガネを使用して、DLP Link方式による3D映像を見ることもできる。

本体上面に操作ボタンを配置

本体背面にはインタフェース類を備える

主な仕様は、投射方式がDLP、画素数が800×600ドット(SVGA)、アスペクト比が4:3(16:9も選択可能)、コントラスト比が13,000:1、輝度が2,500ルーメン、再現色数は約10億7,000万色、投射レンズは1.2倍のズームレンズで、明るさがF=2.6~2.78/f=10.2~12.24mm。

スクリーンサイズは32~300型で、投射距離は40インチが0.74~0.89m、60インチで1.09~1.31m、80インチで1.47~1.76m、100インチで1.83~2.2mとなっている。対応解像度は640×480ドット(VGA)~1,600×1,200ドット(UXGA)。

映像入力インタフェースは、HDMI、D-Sub、Sビデオ端子、コンポジット端子。音声入力インタフェースはRCA、オーディオミニジャック。USB Type A(USBメモリ用)、USB Type mini-B(USBディスプレイ用)。外形寸法はW312×D244×H104mm、重量は約2.75kg。