富士フイルムは1月8日、40倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラ「FinePix S8200」を発表した。発売は1月26日で、価格はオープン。推定市場価格は3万円前後となっている。

「FinePix S8200」

24~960mm(35mmフィルム換算時)の幅広い焦点距離をカバーするレンズを搭載する40倍ズームモデル。画質劣化を抑えたデジタルズームを行える超解像技術と合わせれば、80倍相当までのくっきりと被写体を捉えることが可能だ。

レンズは12群17枚構成となっており、高性能な非球面レンズやEDレンズの効果的な配置により、光学40倍の超高倍率ズーム時でも収差の少ない高画質撮影が可能。また、1cmまで接写可能なスーパーマクロ撮影にも対応しており、望遠撮影からマクロ撮影まで幅広い用途を一台でカバーする。なお、望遠時に発生しやすい手ブレ対策としてはレンズシフト式手ブレ補正機構を搭載。

そのほか、アーティスティックな写真を手軽に撮影できるアドバンストフィルターや、2回のシャッターで3D画像を合成する「3D2回撮り」機能、カメラを振りながら撮影することでパノラマ写真を撮影できる「ぐるっとパノラマ360」などを搭載する。

主な仕様は、撮像素子が有効1,620万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離24~960mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.9~F8.4、対応感度がISO100~ISO12800となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応)で、記録形式は静止画がJPEG(2D)およびMPO(3D)、動画がMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)。

バッテリーは単3形電池×4本で、CIPA準拠の撮影枚数はアルカリ乾電池使用時で約300枚、ニッケル水素電池使用時で約500枚、リチウム電池使用時で約700枚。

本体サイズはW122.6×D116.2×H86.9mm、重量は本体のみで約577g、付属電池とSDカードを装着した状態で約670gとなっている。

フォトギャラリー(クリックで拡大とスライドショー)