第27回日本ゴールドディスク大賞の選考が行われ7日、AKB48が2年連続で邦楽部門のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

第27回日本ゴールドディスク大賞邦楽部門のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞したAKB48

同賞はCD、音楽ビデオ等の正味売り上げ実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と有料音楽配信の売り上げ実績を選考基準に、レコード産業の発展に大きく貢献したアーティストをおよび作品を顕影する目的で設立されたコンテスト。27回目となる今回は、2011年11月1日から2012年10月31日までの売り上げ実績に基づき各章が授与された。

対象期間中のCD、音楽ビデオ、有料音楽配信等の正味売上金額合計が最も多いアーティストに贈られるアーティスト・オブ・ザ・イヤー。邦楽部門で昨年に引き続き受賞したAKB48は、アルバム総売り上げ131万5,929枚、シングル総売り上げ819万2,364枚、音楽ビデオ総売り上げ69万9,740枚、音楽配信総売り上げ684万7,861ダウンロードという驚異的な数字をたたきだした。

AKB48は同賞を含め、「ベスト5アルバム」「シングル・オブ・ザ・イヤー」など計8冠を獲得。メンバーは「とても光栄に感じています」と喜びのコメントを寄せ、「たくさんの方が私たちのCDを手に取っていいただいたからこそ、選んでいただけた賞だと実感し、これからもたくさんの曲を歌って、皆さんに聴いていただけるようにがんばります」とさらなる躍進を意気込んでいた。

洋楽部門のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞したシェネル

また、対象期間中にデビューしたアーティストのうち、CD等の売上合計が最も多いアーティストに贈られる「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、AKB48の公式ライバルユニットの乃木坂46が受賞。乃木坂46メンバーは「ありがとうございます、うれしいです」と感動しきりの様子で、「この賞をきっかけに、私たちは2013年も皆さんに夢を届けられるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」とメッセージを送った。

そのほか、洋楽部門のアーティスト・オブ・ザ・イヤーではシングル「ストーリー」やアルバム『ビリーヴ』をリリースしたシェネルが受賞。ベスト・エイジアン・アーティストは昨年に引き続きKARA、ベスト・演歌&歌謡曲・アーティストは由紀さおり、ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(邦楽)は安室奈美恵のバラード曲「Love Story」、アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽)はMr.Childrenの20周年記念ベストアルバム『Mr.Children 2005-2010』がそれぞれ受賞した。