「迷った末に買う気がなくなる」人は4割以上

第一生命保険は12月25日、「女性の消費傾向」についての調査結果を発表した。同調査は、第一生命経済研究所の生活調査モニターとその家族協力者のうち、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20歳~59歳の女性を対象として9月に行われ、717名から有効回答を得た。

モノを買う際は約8割が「いろいろ調べる」

「モノを購入する際の情報量や買い方」について聞いたところ、「モノを買う時は、いろいろと調べてから買う方だ」とした人は77.4%だった。20代・30代では8割を超えた。

しかしその一方で、「モノを買うのに、情報が多すぎて面倒だと思うことが多い」とする人も62.0%に上った。また、「いろいろ迷った結果、結局いつものモノを購入することが多い」人が72.5%、「モノを買うのに、選択肢や種類が少ない方がかえって楽だと感じることが多い」人が63.2%いた。

新商品を周囲より早く購入したい人の割合が減少

新商品や新しいサービスを高くても早く利用したい人は減少

「新商品に対する購買行動」についての問いでは、「新商品や新しいサービスは、評判を確認してから買う」人が78.3%に上った。また、「新商品や新しいサービスに関する情報について、積極的にチェックしている」人も28.5%となり、特に20代で多かった。

意識面では、「新商品や新しいサービスは、少々値段が高くても買いたい」が 26.5%、「新商品や新しいサービスは、周りの人よりも早く買いたい」が11.3%となり、2009年に行った同種の調査と比べて減少していた。

日用品や食品など、よく使うモノは同じモノを買うことが多い

3年前の調査に比べ、冒険を避ける傾向が見られた

「買い物リスクに対する考え方」を聞いたところ、「日用品や食品など、よく使うモノは同じモノを買うことが多い」人が90.2%となった。また「何か買う時は、よく考えてから買う方である」とする割合が82.0%となり、「良いか悪いか分からない商品・サービスを『試しに買ってみる』ことがある」については微減していた。

その他、調査の詳細内容は「第一生命経済研究所のニュースリリース」で紹介している。