サッポロビールは2月23日、「静岡麦酒<樽生>」を静岡県の業務用限定商品として発売する。
「静岡らしい静岡のためのビール」を開発
同商品は静岡県への地域貢献を目的とし開発したもので、大手ビールメーカーでは初となる同県限定の樽生ビール。商品を製造する静岡工場は、1980年4月に焼津(やいづ)市に完工し、30年以上にわたり同県と共に歩んできた。工場の他、研究開発機関も併設しており、同社の技術研究の中枢としても重要な拠点と位置づけているという。
静岡の温暖で爽やかな気候や、富士山の雪をイメージ。同県出身のスタッフが集結し「静岡らしい静岡のためのビール」を念頭に討議し、コンセプト・中身・ロゴデザイン開発を行った。
また、静岡工場で開催したビールセミナーや県内で行われたイベントでは、試飲やアンケートを実施。「泡がクリーミーで、泡までおいしい」「まろやかなのに、あと味さっぱり。何杯でも飲めそう」といった評価が多く寄せられたという。ネーミングも静岡県の在住者を対象に行ったWeb調査の結果を踏まえ、「静岡麦酒」に決定した。
麦芽100%で、ファインアロマホップを使用。仕込みの糖化工程で一切煮沸をせず、マイシェ(麦芽をお湯に浸して粥状(じゅくじょう)にしたもの)全部の温度を階段状に上げていくオールインフュージョン法を用いて製造することで、まろやかなうまみがありながら爽やかな後味を実現したという。きめ細かい白い泡、なめらか口当たりも特徴となっている。価格はオープン。